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美容外科クリニックのココを見逃すな

キャラクターや日本のオタクカルチャーをうまく取り入れたのは村上さんです。
キャラクター、お花、フィギュア、アニメなどのわかりやすいアイコンを利用し、バリエーションを展開することで、より固定的なイメージをつくり上げてブランディングを成功させました。
アートの価値はどう決まる投資を考えている人へ「アートのブランド化」がはらむ問題僕は個人的には、アートのブランド化は、なかなか難しい問題を抱えていると思っています。
ブランドは消費されていくものです。
ブランド化することで、アートが消費されていくことに抵抗があるのです。
そういう意味では、アートとブランドには矛盾した点もあると思います。
西村画廊の西村建治さんがよく言っていた言葉があります。
「アートにはマーケティングが成り立たない」と。
音楽も映画も創作活動には違いないですが、商品を複製できますし、マスを相手に商売ができます。
完壁にマーケティングを駆使して、どんな音楽をつくってどこに落とせば当たるかを計算した上で、アーティストを売り出すこともできるわけです。
ブランドをつくるのはマーケティングなのです。
もちろん、アーティスト自身のオリジナリティを強-打ち出す戦略もあり得ますが、企画開発と生産が、きわめてマーケティング的になることは否めませんよね。
資本主義の商業活動では、マーケティングがとても大切な方法論だということはよくわかります。
アートの場合も、やは-企画開発、生産、そして営業と広報、販売がアートますから。
ただし、企画開発へ生産という、アーティストが関わっている部分が、すごく生っぽい。
しかも、アーティストという個々の人間がつくり上げるものなので、どういう形で出てくるか、予測ができません。
アートは、音楽や映画のようにはマーケティングが効かないのです。
この世にたった一つしか存在しないから貴重なのであって、マーケティングによってほかの誰かによってつくられたり、マスになってしまったら、価値を失ってしまいます。
ブランドが確立すればするほど、アートの「商品」としての価値は上がるかもしれませんが、「作品」としての本質的な価値はどうでしょうか。
それはまた別の話なのではないでしょうか。
一九八〇年代へアートバブル狂走曲突然ですが、話は一九八〇年代後半に飛びます。
日本経済も、アートマーケットもバブルに向かってまっしぐらの時代でした。
その頃、よく売れていたのは、ヒロ・ヤマガタ。
アートのブランド化という意味でいえば、同じようなイメージを量産していた点で、ヒロ・ヤマガタは典型的なブランドアートの価値はどう決まる投資を考えている人へったのではないでしょうか。
アートに対する免疫がない投資家は、まずブランドに飛びつきます。
実際、ヒロ・ヤマガタは売れることは売れていましたが、美術としての評価で売れているというよ-は、「と-あえずブランドだから」と売れているところはあったのではないでしょうか。
「なんでこれが売れるのだろう」などと言いながら売っている画商もいましたから、相当、空洞化したマーケットが広がっていたわけです。
ちょうど同じ頃、版画ブームもありました。
サザビーズも、この時期に版画のオークションを東京で開催しています。
版画の値段は絵画よりもずっと手頃ですし、人気のあるイメージが複製できます。
それでいてエディション番号が入っているので、アートとして信頼されるのです。
バブルで儲けてアートマーケットに目を向けた人たちが、この版画の売り買いにさかんに進出しました。
新しいギャラリーもたくさん誕生しました。
僕が出会った画商の中にも、そういうビジネスを得意とする人がいました。
「デヴィッド・ホックニーで、人物の図柄なら、い-ら」「これ、状態が良ければこの値段で売れるよ」と、オークションのカタログを片手に、まるで株の売買のように版画を売っていました。
こういう「相場仕事」のような美術品の取引もあるのかと、驚いたものです。
アートビジネス=ギャラリストではありません。
いろんなアートビジネスがあって、その中で自分の場所をどう確保するかも大切でしょう。
日本で起きた別のアートバブルについても触れておきましょう。
遡って一九七〇年代初頭の絵画ブームです。
また、投資目的で、普通のサラリーマンや主婦までが絵を買いまくったのです。
当時はギャラリーの個展のオープニングで、軽く一億円を売-上げたこともあったそうです。
デパートの美術品売-場では、入-口からずらっとお客さんが並んで、高いものからあっという間に売れていったとか。
ただし、石油ショックの影響もあって、値崩れもあっという間だったようです。
朝、新幹線で東京から大阪へ絵を運んで、「売るぞ!」と意気軒昂、デパートに着いたら誰も見向きもしない。
たった半日で、値段が五分の一にも下がってしまったとか。
とにか-、大変な時代もあったものです。
こうなると、アート業界もまった-成熟しないうちにはじけてしまったことになります。
アートの価値はどう決まる投資を考えている人-バブル崩頓。
日本人のアート恐怖症の原因は。一九九〇年、ゴッホの《医師ガシエの肖像》が、当時の絵画の史上最高価格、八二五〇万ドルで落札されました。
同じゴッホでも、その三年前に落札された《ひまわり》の倍以上。
買い手の企業家が、この絵とルノワールの絵を、「自分が死んだら棺桶に入れて焼いて-れ」と言ったというのは有名な話です。
もちろん、美術館で公開されるでもなく、持ち主の死亡とともに銀行に差し押さえられてしまいました。
当時を象徴するこの落札から間もなく、日本経済のバブルは崩壊します。
そしてお察しの通り、アートマーケットにも大きな痛手を与えたのです。
バブルが崩壊すると、経営状態が悪-なった日本の企業は、一斉に買った作品の売却に走りました。
美術業界では、そういう放出品を査定し、海外に売る仕事が多かったと聞きます。
一時期は相当の量を手放したのでしょう。
売るときに高ければいいですが、バブル期には最高値で買っていますから、たいていの場合は安くなってしまっています。
原価割れして痛い目に遭った投資家がほとんどだったのです。
株券や不動産を転がすように、銀行から資金を調達してアートに投資したことも仇になりました。
買い手が付かずに、相続税だけがのしかかり、結局は不良債権化して倉庫に眠ることになった作品も多-ありました。
バブル以前の買い物には、よいものもあったのです。
例えば、川村記念美術館が購入した抽象表現主義の巨匠マーク・ロスコがそうです。
川村記念美術館が所有する作品は、画家がもっとも充実していた時期に措かれたので、今売りに出たら相当な額になるのは間違いありません。
その一方で、バブル絶頂期に群がるように買った作品は、最高値で最上級ではない作品である場合が多かったのです。
バブル崩壊後、日本のアートマーケットは、大幅に規模を縮小してしまいました。
悪夢は、その後も長く日本のアートマーケットの成長を阻んでしまったのです。
買うときはナマの情報をつかむ一九八〇年代末から九〇年代初め、日本のアートバブルの一番の問題は何だったのでしょうか。
アートの価値はどう決まる投資を考えている人へそれは、アート関係者が情報をつかんでいなかったことでしょう。
バブル期に、投資家が真っ先に飛びついたアートは海外のものでした。

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